[授業科目] 線形代数学II,Linear Algebra II
[授業科目の区分] 専門基礎科目
[講義番号] 096044
[担当教官名] 見浪 護
[所属] 工学部・教授
[対象学生] システム工学科・1年次生
[学期] 後期
[曜日・時限] 木曜・1限
[講義室] 工学部1号館2階5番講義室
[選択・必修の別] 必修
[単位数] 2
[概略] 線形代数学Iに引き続き,システム工学の基礎となる線形代数学のうち特にベクトルの取り扱いについて,基本的な考え方についてだけでなく応用例を交えながら,システム設計上の具体的な問題の記述・解法として示していく.
[一般目標] 本講義では,ベクトル解析の理論と計算力を習得することを目標とする.ベクトルとベクトルで表現される場の概念を理解し,勾配,回転,発散を用いて物理現象を表現方法できるようになる.
[科目の達成目標]

[評価方法と基準]
科目の達成目標 評価方法と基準
ベクトルと場の概念について理解する. 中間試験,期末試験および小レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
内積,外積について理解する. 中間試験および小レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,10%.
勾配,ポテンシャルについて理解する. 中間試験および小レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,10%.
面積分,線積分について理解する. 中間試験および小レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
発散,回転について理解する. 期末試験および小レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
Gauss, Green,Stokesの定理について理解する. 期末試験および小レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
備考:
[受講要件] なし
[履修上の注意] 講義時間ごとに演習を行う.
講義には必ず教科書,ノートを持参すること.
[授業内容]
 1回目 ベクトル,スカラー
 2回目 内積,外積
 3回目 勾配
 4回目 ポテンシャル
 5回目 ナブラ,座標系の変換
 6回目 線積分
 7回目 面積分,立体角
 8回目 中間試験
 9回目 発散
10回目 回転
11回目 Gaussの発散定理
12回目 Stokesの定理(その1)
13回目 Stokesの定理(その2)
14回目 応用(流れ)
15回目 応用(電磁気)
16回目 期末試験
[関連科目] ベクトル解析は制御工学,流体力学,電磁気学など,システム工学の専門において基礎であり,2年以降の専門科目で必要となる.
[JABEE 基準] システム工学科の学習・教育目標のうちの,D:システム工学の基礎として数学,力学,物理学,および,機械工学の基礎を理解し応用する能力に対応する.
[アンケート] 授業評価アンケートを14回目の講義の終わりに行う予定である.
[教材] 教科書:石原繁著「ベクトル解析」裳華房
[相談時間] 講義終了後,もしくは随時
[連絡先] 総合研究棟3階
電話:086-251-8233
メールアドレス:minami◎sys.okayama-u.ac.jp
[研究活動との関連]  
[備考]  

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