[授業科目] 力学,Engineering Mechanics
[授業科目の区分] 専門基礎科目
[講義番号] 096050
[担当教官名] 鈴森 康一
[所属] 工学部・教授
[対象学生] システム工学科・1年次生
[学期] 後期
[曜日・時限] 金曜・1限
[講義室] 工学部・第5講義室
[選択・必修の別] 必修
[単位数] 2
[概略] 力学は,自然界および工学分野における物体の運動現象を理解するための基本である. 本講義では,ニュートン力学に基づいて,運動のベクトル表現,力のつりあい,質点の運動,運動法則,仕事・エネルギーなど,物体の運動を記述,解析するための基礎項目について学習する.
[一般目標] 高校で学んだ力学を基に,工学的見地から改めて力学を系統的に学ぶ. 実際の工学的問題のモデル化,ベクトルや微分方程式を適用した解析手法等を通して,工学的力学問題を解決する基礎能力の習得を目標とする.
[科目の達成目標]

[評価方法と基準]
科目の達成目標 評価方法と基準
物理学や工学における古典力学の位置づけと役割を理解する. 小レポートおよび,中間試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,5%.
質点,剛体の静力学について理解するとともに,計算能力を身につける. 小レポートおよび,中間試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
重心,慣性モーメントについて理解するとともに,計算能力を身につける. 小レポートおよび,中間試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,15%.
質点の動力学について理解するとともに,計算能力を身につける. 小レポートおよび,期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
質点系の動力学について理解するとともに,計算能力を身につける. 小レポートおよび,期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
剛体の動力学について理解するとともに,計算能力を身につける. 小レポートおよび,期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
備考:
[受講要件] 1.高校の物理(力学)を十分理解していること.
2.微分,積分,微分方程式の意味,取扱いが身についていること.
3.ベクトルに関する意味,取扱いが身についていること.
[履修上の注意]  
[授業内容]
 1回目 力学の基礎知識(力学の体系、工学における力学の役割、単位系、他)
 2回目 力とモーメント、(数式による取扱い)
 3回目 静力学:力の釣り合い1
 4回目 静力学:力の釣り合い2
 5回目 重心と慣性モーメント1
 6回目 重心と慣性モーメント2
 7回目 中間試験
 8回目 質点の力学(質点の運動方程式、運動量と力積、角運動量)
 9回目 質点の力学(仕事とエネルギー)
10回目 質点系の力学(運動量保存則、運動エネルギー、衝突)1
11回目 質点系の力学(運動量保存則、運動エネルギー、衝突)2
12回目 質点系の力学(運動量保存則、運動エネルギー、衝突)3
13回目 剛体の運動と力学(慣性モーメント、角運動量、ほか)1
14回目 剛体の運動と力学(慣性モーメント、角運動量、ほか)2
15回目 総合問題
16回目 期末試験 
[関連科目] 受講前に学んでおくべき科目:解析学,線形代数学I
この講義で学んだことを必要とする科目:材料力学,機械力学,流体力学,ロボット機構学
[JABEE 基準] システム工学科の学習・教育目標のうちの,D:システム工学の基礎として数学,力学,物理学,および, 機械工学の基礎を理解し応用する能力に対応する.
[アンケート] アンケートを14回目の講義の終わりに行う.
[教材] 鈴木・真鍋編著、ポイントを学ぶ工業力学、丸善
[相談時間] 随時
[連絡先] 自室番号:総合研究棟403号室
電話番号:251-8158
電子メール宛先:suzumori◎sys.okayama-u.ac.jp
[研究活動との関連] 担当教員は,ロボティクス関連の研究において計測をおこなっており,当該授業と関連がある.
[備考]  

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