[授業科目] システム解析数学II,Mathematics for System Engineering II
[授業科目の区分] 専門必修科目
[講義番号] 096101
[担当教官名] 見浪 護
[所属] 工学部・教授
[対象学生] システム工学科・2年次生
[学期] 前期
[曜日・時限] 木曜・1限
[講義室] 工学部1号館2階5番講義室
[選択・必修の別] 必修
[単位数] 2
[概略] 本講義では複素変数の関数について講義する. システム工学科の各専門科目で前提とされる内容である.複素変数の関数では独立変数が複素数になることによって微分可能性など大きく関数の性質が変わり,等角写像など有用な性質が導出される.
[一般目標] 複素変数の関数では,複素数の計算,正則関数とは何かの理解,複素積分の計算,コーシーの定理,定積分の計算への応用を通してシステム工学への応用へ展望する.
[科目の達成目標]

[評価方法と基準]
科目の達成目標 評価方法と基準
複素数と複素関数 提出課題2回,中間試験により評価する.成績に対する評価の重みは20%.
正則関数 提出課題3回と中間試験により評価する.成績に対する評価の重みは20%.
整級数と初等関数 提出課題2回と期末試験により評価する.成績に対する評価の重みは20%.
線積分とグリーンの定理 提出課題2回と期末試験により評価する.成績に対する評価の重みは20%.
コーシーの定理と留数 提出課題2回と期末試験により評価する.成績に対する評価の重みは20%.
備考:
[受講要件] なし
[履修上の注意] 講義毎に(14回を予定),演習問題を出題する.次回の講義日に回収するので必ず提出すること.
[授業内容]
 1回目 複素数,複素平面
 2回目 複素関数とド・モアブルの定理
 3回目 複素数列の極限と級数
 4回目 関数の連続性
 5回目 微分可能性とコーシー・リーマンの微分方程式
 6回目 正則関数
 7回目 等角写像
 8回目 中間試験
 9回目 無限遠点
10回目 一次関数
11回目 整級数と整級数の関数の正則性
12回目 複素積分
13回目 線積分とグリーンの定理
14回目 コーシーの定理
15回目 留数
16回目 期末試験
[関連科目] 微分積分学,力学,システムモデリング,システム制御理論などシステム工学科のほとんど全ての専門科目.
[JABEE 基準] システム工学科の学習・教育目標のうちの,D:システム工学の基礎として数学,力学,物理学,および,機械工学の基礎を理解し応用する能力に対応する.
[アンケート] 工学部共通フォーマットの授業評価アンケートを16回目の講義の終わりに行う.
[教材] 教科書:洲之内治男,猪股清二:サイエンスライブラリ理工系の数学3−改訂関数論,サイエンス社
[相談時間] メールにより質問を受け付ける
[連絡先] 教員室:総合研究棟3階
電話:086-251-8233
電子メール宛先:minami◎sys.okayama-u.ac.jp
[研究活動との関連] 担当教員は,自然科学,特にロボット,システム工学系の研究を行っており,当該授業とは密接な関連がある.
[備考]  

BACK