[授業科目] 認知工学,Cognitive Engineering
[授業科目の区分] 専門科目
[講義番号] 096116(19年以降入学者), 096054(18年以前入学者)
[担当教官名] 村田 厚生
[所属] 大学院自然科学研究科・教授
[対象学生] システム工学科・3年次生
[学期] 後期
[曜日・時限] 水曜・2限
[講義室] 工学部・1番講義室
[選択・必修の別] 選択
[単位数] 2
[概略] 本講義では,人間の感覚・知覚,認知,運動特性を理解し,これを使いやすい製品やシステム作り,さらにはヒューマン・エラー防止に役立てる技術について講義する.
[一般目標] 標準化によって生産や作業の効率化がいかにして得られるかを習得する.
[科目の達成目標]

[評価方法と基準]
科目の達成目標 評価方法と基準
人間−機械系の基礎について理解する. 授業態度,演習,レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,10%.
人間の認知情報処理の基礎について理解する. 授業態度,演習,レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,10%.
人間の感覚・知覚過程について理解する. 授業態度,演習,レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,10%,
人間の記憶・思考について理解する. 授業態度,演習,レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,10%.
人間の推論過程について理解する. 授業態度,演習,レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,10%.
認知科学の知見を活用した認知工学に基づく人間と機械の調和やエラー防止を実現するための方法論を理解する. 授業態度,演習,レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,25%.
認知工学に基づくマン−マシン・システムのデザインやものづくりの方法論を理解する. 授業態度,演習,レポートにて評価する.成績に対する評価の重みは,25%.
備考:レポート,演習に対しては,提出期限を厳守すること.
[受講要件] 知能ロボット運用論,生産システム基礎論を履修し,企業の組織構造,生産管理に関する基礎知識を修得していることが望ましい.また,工学インターンシップ等を利用して,企業の製造現場を理解していることが望ましい.
[履修上の注意] 講義に出席し,積極的に質問等をすること.また,レポート,演習に対しては積極的に取り組み,提出期限を厳守すること.
[授業内容]
 1回目 人間−機械系1
 2回目 人間−機械系2
 3回目 人間の認知情報処理の基礎1
 4回目 人間の認知情報処理の基礎2
 5回目 人間の感覚・知覚過程1
 6回目 人間の感覚・知覚過程2
 7回目 人間の記憶・思考・推論の基礎
 8回目 人間の記憶・思考・推論のあいまいさ
 9回目 認知工学による人間と機械の調和の実現
10回目 認知工学によるヒューマン・エラーの防止1
11回目 認知工学によるヒューマン・エラーの防止2
12回目 認知工学による人間−機械系の設計論1
13回目 認知工学による人間−機械系の設計論2
14回目 認知工学による人間−機械系の設計論3
15回目 まとめ―認知過程をいかにものづくりに取り入れるか―
[関連科目] この講義は,知能ロボット運用論,生産システム基礎論,画像認識システム学に関連している.
[JABEE 基準] システム工学科の学習・教育目標の J:システム工学の高度な教育・研究を望む学生に対して,大学院自然科学研究科博士前期課程, 博士後期課程でさらに専門的な講義と研究を受けるために必要な知識と応用能力に対応する.
[アンケート] 講義の最後(15回目)に授業アンケートを実施する.
[教材] 村田厚生「認知科学―心の働きをさぐる―」朝倉書店(3400円)
[相談時間] 午後5時以降(但し,会議等の予定が入っている時間帯は除く)
[連絡先] 自室番号:工学部5号館3階302号室
電話番号:251-8055
電子メール宛先:murata◎iims.sys.okayama-u.ac.jp
[研究活動との関連] 担当者は,認知科学の専門家である.
[備考]  

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