Sample Company

花に関する研究

flower

カキの性決定


植物で初めてとなる性決定遺伝子は日本人には馴染みの深い「カキ(柿)」から発見されたのはご存知でしょうか?Y染色体がコードするOGIというsmall-RNA遺伝子とその標的となるMeGIという名の遺伝子でカキ属植物の性別は制御されています。当研究室では、この知見を応用し、私たちが普段口にしている「栽培ガキ」における揺らぎのある性表現(一つの樹内に雌雄両者の花を着生できる、など)のメカニズムや、カキ属における性決定進化の解明を目指しています。

kaki

問い合わせ先

キウィフルーツの性決定


キウイフルーツには雄株と雌株がありますが、このキウイフルーツの「性」に関連する課題は多く、最適な受粉樹の必要性や育種の際の交雑組み合わせの制限など、多くの問題を抱えています。当研究室では、キウイフルーツの性決定遺伝子Shy GirlとFriendly Boyを同定しており、これらの遺伝子の発現制御によって新しいキウイフルーツの栽培・利用制御の枠組み構築を目指しています。写真は、ニュージーランドとの共同研究において「遺伝子編集によって人工的に両性花を着生するようになったキウイフルーツ」です。

kiwi

問い合わせ先

マンテマの性決定


当研究室では、歴史的に植物における性別決定のモデルとなっている「ヒロハノマンテマ」を用いた植物の性決定機構の研究を行なっています。ヒロハノマンテマが属するマンテマ属植物は多様な生殖システムを有し、植物の系統樹そのものが性染色体の進化とも捉えられています。さらに、性染色体のように挙動して雌花のオス化を引き起こす黒穂菌の存在も知られており、本研究では、これらに対して最新のバイオインフォマティクス技術を駆使した解明を目指しています。

mante

問い合わせ先

<< 前のページに戻る