岡山大学では,平成20年7月7日、大学関係の北京オリンピック出場者を招いてシンポジウムを開催した。
創立五十周年記念館で開催されたシンポジウムには,合宿中の片山選手を除く3名が出席し,立ち見も出た満席の会場から拍手で迎えられた。
はじめに千葉喬三学長から「岡山大学から五輪選手が輩出されたのは大変名誉なこと」と喜びの言葉があった。
続いて,選手・審判員の紹介の後,それぞれの選手が五輪出場に至るまでの道程を語った。
陸上女子5千メートルに出場する小林祐梨子選手(マッチングプログラムコース2年)は,「怪我など苦しい時もあったけど,周りの応援のおかげで五輪出場の夢を叶えることができた。五輪では外国の選手に負けない走りをしたい。」と感謝の言葉を述べた。
射撃エアーピストルに出場する小林晋選手(理学部卒)は,「途中で辞めてしまおうかと思った時期もあったけど,周囲の支えがあり五輪出場ができた。是非,メダルをとってきたい。」と抱負を述べた。
卓球競技審判員として参加する瀬田幸人准教授(大学院教育学研究科)は,国際卓球審判員資格(ブルーバッジ)取得までの険しい道程について語った。
自転車マウンテンバイク女子クロスカントリーに出場する片山梨絵選手(大学院自然科学研究科修了)は,合宿先からのビデオレターで,岡山大学での学生生活と自転車競技について語った。
会場を埋め尽くしたシンポジウム参加者は,怪我や挫折を乗り越えての五輪出場の話に聞き入っていた。
質疑応答,激励金と花束贈呈の後,応援団とチアリーディング部「WIZARDS」による演舞が披露され、祝福と激励の拍手のなか、シンポジウムは盛況のうちに幕を閉じた。
(文責:総務企画部総務課)
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小林祐梨子選手

小林晋選手

瀬田幸人准教授

花束を手に祝福を受ける出場者
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