岡山大学 農学部

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第22回農学部公開シンポジウム「多様化する清酒製造企業の事業展開-原料調達から販売まで-」を開催

2023年11月02日

 本学農学部は10月21日、第22回農学部公開シンポジウム「令和5年度 地域活性化システム論第1回講義」を大仲克俊准教授によるコーディネートで開催し、一般の方、自治体関係者、高校生、大学生、他大学教職員、本学教員など74人が参加しました。
 国内の少子高齢化や酒類消費の多様化により、清酒消費量は減少し続けています。しかしながら、清酒は海外における日本食の普及から輸出量は数量・価格ともに増加し続けています。また、国内の消費も純米酒・吟醸酒等の高品質の清酒への需要は根強く、清酒製造事業者は農業参入も含めた独自の原料調達の取組みから清酒事業を通じた独自サービスの提供、輸出による市場開拓等、事業展開の多様化を進めています。
 そこで、本シンポジウムでは講師として、関谷醸造株式会社代表取締役の関谷 健氏,白菊酒造株式会社代表取締役社長の渡辺秀造氏,菊正宗酒造株式会社製品部長兼品質保証部長の山田 翼氏をお招きし、それぞれの経営の取組みや将来の事業展開について紹介していただきました。また、茨城大学農学部の西川邦夫先生からは先の講演を受け、海外市場の動向に注目したコメントをいただきました。
 講演終了後には、参加者から寄せられた多くの質問に対して、4人のパネリストが回答する形で総合討論が行われ、活気あるパネルディスカッションを行いました。

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