岡山大学 農学部

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令和元年度海外短期農業体験実習(タイ)を実施

2020年03月10日

 2020年2月28日~3月5日(航空便がキャンセルのため、1日短縮)に、海外短期農業体験実習(タイ)を実施しました。受講生6名と共に、岡山空港から韓国・仁川空港経由でチェンマイに入りました。韓国、タイともコロナウィルス感染対策で、検疫など強化される中、細心の注意を払いながら、タイの訪問機関も好意的に受け入れていただき、実施することができました。29日には、メチョー大学で、Dr.Thanarutによる熱帯果樹の特性を紹介する英語の特別講義を受講した後、研究室の圃場見学を通して、熱帯果樹の育ち方を理解するとともに、マンゴーなどの接ぎ木実習を実施してもらい、接ぎ木法を理解しました。2日から4日にかけて、ロイヤルプロジェクトの3試験場(アンカン、パンダ、インタノン)を視察し、熱帯果樹の栽培実証に関する研究の視察に加えて、高山地域における温帯果樹生産に関して、高温がモモの結実不良を引き起こす問題点を教えてもらいました。また、理解度をみるため、各所で研究員によるインタビューを実施してもらい、受講生は徐々に意見を述べたり、質問を返したりできるようになり、コミュニケーションを図ることの重要性を理解できていました。4日深夜には、チェンマイから出国し、5日には、関西国際空港(減便のため帰国先が変更)へ帰国して実習を終えました。一部、訪問予定の変更をいたしましたが、皆無事に帰国でき、受講生に有意義な実習となったと思います。

引率担当:福田文夫(果樹園芸学)

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