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【プレスリリース】ウマの子宮から分泌される黄体退行因子PGF2αは自己分泌増幅機構を持つ~動物種間でホルモン製剤感受性が異なる謎を解明~

 帯広畜産大学 奥田潔学長(岡山大学名誉教授)をはじめとする岡山大学、社台ファーム、JRA、ポーランド科学アカデミーらで構成される共同研究グループは、ウマ黄体退行時の子宮から分泌されるプロスタグランジン(PG)F2αがその自己分泌を増幅する機構を持つことを明らかにしました。本研究成果は2月23日、イギリスの科学雑誌『Reproduction』にオンライン掲載されました。
 ウマやウシなどの家畜の卵巣では排卵後、黄体という妊娠を維持するホルモンを分泌する組織が形成され、この黄体が退行することにより次の排卵が生じます。家畜ではこの黄体を退行させるホルモンであるPG製剤の投与により効率的な繁殖が行われています。しかし、このホルモンの投与量には動物種により違いがあり、ウマはウシの約1/5程度の投与量で効果がありますが、その原因は謎でした。本研究ではウマの子宮において、PGF2αは自らの分泌を増幅する機構を持つことが明らかとなり、この謎を解明することが出来ました。この成果はウマの効率的繁殖に利用できるだけでなく、動物種によるホルモン感受性の違いが発生するメカニズムの解明にも貢献できるものと期待されます。

詳細は以下のURLをご覧ください。

http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press27/20160309press.pdf