岡山大学 農学部

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【プレスリリース】いつ、死んだふりから目覚めるべきか~覚醒を早める集合フェロモンの存在を世界に先駆けて発見!~

2023年09月14日

 岡山大学大学院環境生命自然科学研究科の石川望都也大学院生(博士前期課程1年)と岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域の松村健太郎研究助教、宮竹貴久教授の研究グループは、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)という貯穀害虫を用いて死んだふり行動から覚醒する刺激について調べました。その結果、死んだふりをしている成虫を、同種の集合フェロモンの匂いにさらすことで死んだふりから覚醒するまでの時間が短くなることを新たに発見しました。
 同研究グループは、2019年にも死んだふりをしている本種の成虫を置いた地面(シャーレ)を振動させると、ある強さの振動で死んだふりを中断して、歩き出すことを世界に先駆けて発見しており(Miyatake et al. 2019)、継続的に「死んだふり」行動を研究しています。
 この研究成果は9月14日午前0時(日本時間)、Springerの日本動物行動学会誌「Journal of Ethology」にオンライン掲載されます。

詳細は下記リンク先をご覧ください。

参照リンク

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1137.html

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