3月9日【日】

 墳頂部トレンチでは、西小口外側のタチワリで表土積み替え(古墳を造る際に当時の表土を盛土として使用したもの)を全面的に検出し、SE区内タチワリ内でおととい検出したこぶし大の穴の平面図をとりました。石室内南壁際タチワリでは、ヤリガンナかノミと思われる鉄器や壁際で立った状態になった鉄器など、数点の鉄器が出土しています。
 
 後円部東第2、3トレンチでは、タチワリ内の底面を水平にし、断面を観察して土層の重なりについて検討しました。今のところ、第2トレンチ西壁(墳頂側)では7層、第3トレンチ西壁(墳頂側)では9層に分けることができます。また第2トレンチでは墳丘の段の部分と思われる盛土の面がどの層にあたるのか検討中です。

石室南壁沿いの鉄器出土状況
後円部東第2、3タチワリ全景

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