3月11日【火】

今日はとてもいい天気で、ビニールハウスのようになった墳頂部トレンチでは、初夏を思わせるような日となりました。

 墳頂部トレンチでは、石室内の西小口側に新しくタチワリを設け、昨年度検出されていた矢羽を取り上げた後、掘り下げを行いました。石室南壁際タチワリは、昨日に引き続き、検出した鉄器の出土状況を図面にとる作業を行いました。石室西小口外側タチワリでは、表土を使った盛土を掘り下げました。西小口側の天井石の下も土を取り除いたところ、石室の壁を支えていたと思われる石を検出しました。このような石が西小口外側タチワリ内の東半分で出ています。

 後円部東第2、3トレンチでは、昨日に続いて土層の重なりの検討を行いました。今日の検討は主に古墳の盛土がどの層にあたるのかということについて検討しました。明日は、墳頂部トレンチのみんなにも土層の検討をしてもらい、今日の土層の検討について意見をもらいます。

図面作業の様子
第2トレンチの土層の検討
(うっすらとみえる線は土層を色や粘性で分けたあとです。)

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