全学教職課程

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全学教職課程の概要

 岡山大学の全学教職課程は「ESDの理念をもち、4つの力で構成される教育実践力をバランスよく身につけた反省的で創造的な教員」を育てることを、「ディプロマポリシー(Diploma Policy:修了時の到達目標)」に掲げています。そのために、教職課程のコアとなる部分を「全学教職コア・カリキュラム」と名付け、教師教育開発部門が中心となって運営しています。この全学教職コア・カリキュラムは、岡山大学だけではなく、学校・教育委員会・地域との協働によって構築されており、専門職としての教員養成のあり方を、岡山から発信するものです。

全学教職コア・カリキュラム

全学教職コア・カリキュラム



全学教職課程の実施体制

全学教職課程の教員免許取得状況・教員就職状況

 平成15〜20年度までは、当時の厳しい雇用情勢を反映して、教員免許状を取得する学生は年々増加する傾向にあり、200名を超えていました。しかし、平成21年度以降、本学では「開放制教職課程の質保証」を実現する機運が高まり、履修者に対するきめ細かな指導や、教員就職希望者への相談を手厚く行うようになりました。その結果、平成21〜24年度の教員免許取得者は160〜170名でしたが、教員就職者数は50名に迫る勢いで伸びを示し、平成20年度以前の水準を大きく上回っています。
 さらにセンター開設後の一期生では、教員免許状取得者数に対する教員就職者数の比率が飛躍的に上昇しています。これは1年次の「母校訪問」をはじめとして、一貫性と系統性のある「全学教職コア・カリキュラム」を場として、教職を目指す学生集団を4年間にわたって育んできたこと、本気で教職を志す学生を学年の途中からでも積極的に受け入れ、支援してきたこと(特に学士入学や3年次編入生)、各課程認定学部教員に対するFD研修を進めるとともに、「教職実践演習」をセンター教員と共同開講していること等、「質保証」を具体化した取り組みが実を結んだものと考えています。

グラフ