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岡山大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科Department of Otolaryngology–Head and Neck Surgery

学生・研修医の皆さんへFor Students & Residents

先輩からのメッセージ

石原 久司 (2007年 岡山大学卒)

現職:古林耳鼻咽喉科医院 院長
略歴:2007年岡山大学卒業

 こんにちは。岡山大学病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科専攻医の石原 久司と申します。本ホームページをご覧くださり、誠にありがとうございます。

皆さんへのメッセージ

 みなさんが子どものころ好きだった動物は何ですか?子どもに人気の動物といえばゾウさん、キリンさん、ウサギさんではないでしょうか。お気づきですか?これらの動物どれも耳鼻咽喉頭頸部領域に特徴的な形態を有しています。みみ・はな・のど・くびには無垢な心をひきつける力があるのです。純粋なみなさんにぴったりな診療科ですね。
 少し真面目な話をしましょう。耳鼻咽喉・頭頸部外科は、乳幼児から小児・現役世代・高齢者まですべての年代を対象に医療を行います。90歳のおじいちゃんに大声で「お大事にね!」といった直後に、アンパンマンのぬいぐるみを振りながら園児の診療をするのも日常茶飯事です。私の机の引き出しには、ご遺族からの手紙と、「せんせいありがとう」という園児からの手紙が重なってしまってあります。このように耳鼻咽喉・頭頸部外科は全世代の医療に関わることができるやりがいのある仕事です。
 私は岡山大学(以下、岡大)を2007年に卒業し、岡大で初期研修、そのまま岡大耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室に入局しました。同期は岡大出身者が6割、初期研修を岡大で修了した者が4割、親が耳鼻咽喉科開業医なのは2割でした。周囲の学年を見渡しても大体このような割合です。岡大以外の出身者の方が多い学年すらあります。ですから、岡大以外の出身であっても安心して入局してください。
 入局後も岡大は専攻医教育が充実しています。症例数の豊富な関連病院も多数あります。私も岡山医療センターや香川労災病院で修練する機会をいただきました。専門医取得後には、岡山赤十字病院で責任ある立場を任せてもらい、耳鼻咽喉科救急、頭頸部癌の化学放射線療法、副鼻腔内視鏡手術などで腕を振るう場を与えられ、この経験は開業した今も私の貴重な財産となっています。
 また、岡大は専門医試験対策もしっかり実施しています。専攻医個人に試験勉強を任せきることなく、医局・同門が協力して対策を実施しています。
 子どもが好きな人、癌治療・顕微鏡手術・内視鏡手術をやりたい人、感覚器に興味がある人、言語発達や音声コミュニケーションに関心がある人、耳鼻咽喉・頭頸部外科はみなさんに多種多様なやりがいを提供します。ぜひとも岡山大学で一緒に耳鼻咽喉・頭頸部外科医の道を歩んでいきませんか。