学生・研修医の皆さんへFor Students & Residents
先輩からのメッセージ

山田 まり恵 (2017年 香川大学卒)
出身大学:香川大学
略歴:
香川県立丸亀高校
香川大学
2019年4月~岡山大学病院
2020年8月~岡山医療センター
2022年4月~香川県立中央病院
2024年1月~国際医療福祉大学成田病院
耳鼻咽喉・頭頸部外科医になろうと決めたきっかけ
耳鼻科を選んだのは、何となくご縁があり、最後は直観で選んだというのが正直なところです。学生時代は小児科と耳鼻科とで迷っておりましたが、手術執刀にも憧れはありました。
岡山大学に入局したきっかけ
入局先は悩みましたが、関連病院が豊富にあること、同期が複数人いること、頼れる先輩女性医師がいることから岡山大学を選びました。
入局してよかったこと
入局後は、岡山大学病院からスタートすることが多いですが、そこで同期と仲良くなり、日々の悲喜こもごもを共有しながら、切磋琢磨することができます。尊敬できる楽しい同期に巡りあえ、今でも連絡を取り合っています。後期研修3~4年目は、回る施設により経験に差が出てくる時期ですが、岡山大学関連病院では心配はいらないと思います。上司も穏やかで慎重タイプ、手先の器用な方々が多かったです。
現在の仕事、家庭の様子
中四国の関連病院で後期研修を行った後、現在は夫の仕事の転勤に伴い、関東で働いています。大学院へ進学し、最先端の鼻・アレルギー研究に触れるとともに、日々手術や外来の経験を積ませていただいております。特に、一流の指導医の鼻の手術は、安全で分かりやすく、指導方法も理論的であるため、大変勉強になります。秘密だよと言いながら、これまでの執刀経験の中で培われた秘技を惜しみなく伝授してくださります。
勤務先の病院から成田空港までは車で15分程の立地で、病院からも無料シャトルバスが出ているため、勤務後空港へ直行し、実家に帰ったり、旅行に行ったりすることができます。
皆さんへのメッセージ
選んだ診療科によりその後のキャリアに違いが出ることは、ポリクリや初期研修でも感じておられるかもしれません。手術の幅が広く、選択肢も多いため、手術をしたいけどやっていけるか不安と思っている先生方にもおすすめできます。人生にはいろいろな選択の機会があり、医師としての科を決めるとき、入局する医局を決めるときは、特にその後を大きく左右する決断に感じることと思います。女性医師として要領よく生きることと外科系に進むことは相反するように感じられるかもしれませんが、条件にとらわれず、自分が楽しいと思ったこと、やりがいを感じられることを選んでも、耳鼻科ならば道は開けていくと思います。
迷ったときにロールモデルとなる先輩や相談できる同期や後輩が身近にいる環境は心強いです。ぜひ、一緒に働いてみませんか。お待ちしております。