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当分野は、現役の口腔病理専門医による口腔病変の病理診断を受け付けております。
個人歯科医院からの依頼も受け付けておりますので、まずはご相談ください。
・当分野所属の専門医
長塚仁 :口腔病理専門医(専門医番号125)・口腔病理専門医研修指導医
中野敬介:口腔病理専門医(専門医番号176)・口腔病理専門医研修指導医
細胞診専門歯科医師
河合穂高:口腔病理専門医(専門医番号219)・分子病理専門医(専門医番号573)
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1.病理検査とは
- 人体から採取した組織・細胞から標本を作製し、顕微鏡でその形を観察することで、病気の確定診断、病期、治療効果の判定を行う検査です。
病理検体は、検体の種類と採取方法・目的によって、組織検査と細胞検査に分けられます。
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2.病理検査の意義
- 組織検査では、組織標本上で実際の細胞の形態や性状を観察し、病変の特徴や、良性・悪性の確定診断を行うことが出来ます。
細胞検査では口腔内から採取された細胞を観察することで、良性・悪性の推定をすることができます。自治体などで実施される口腔がん検診によく用いられる手法であり、麻酔の必要がなく、患部を擦るだけでサンプル採取がが可能なため、患者様への負担が少 ない方法といえます。
しかし,あくまで良悪の「推定」であり、最終的には病理組織検査により病変の性質を確認することが必要です。
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3.依頼の流れ
- 以下の手順にて対応しています。まずは担当者までご一報ください。
- 連絡先
TEL:086-235-6651
メールアドレス:pir19btp@okayama-u.ac.jp(担当 准教授 中野敬介)
メールアドレス:kawahara-a@okayama-u.ac.jp(受付 秘書 河原紋子)
- 令和5年4月1日から
- 連絡先
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4.必要な道具
- ①組織診
項 目 備 考 固定液 市販のホルマリン溶液(37%)と精製水を1:9の割合で
混ぜて固定液とする液漏れのない容器 専用容器 - ②細胞診
項 目 備 考 固定液 サイトコレクト液 細胞を採取するもの 専用ブラシ 液漏れのない容器 専用容器
※固定用のホルマリン・細胞診の固定液・専用器具がない場合は、
予め担当者に直接ご相談ください。 - ②細胞診
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5.検体の採取方法
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6.病理検査依頼書
- 以下からダウンロードし、項目に従ってご記入下さい。
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7.病理検査の料金
- 当分野での病理診断に係る料金は以下のとおりとなります。
単位:円項 目 金額(税込) 病理組織顕微鏡検査 9,460 細胞診検査 2,090 組織標本検査 2,200 -
8.依頼元医院での保険算定例(参考)
- 依頼元医院での保険算定については、以下のような点数の算定が見込まれます。
ただし、保険請求に関して保証は致しかねますので、各自治体の関係機関に確認をお願いします。- ①組織診
区 分 項 目 点 数 N000(医科点数表) 病理組織標本作製
1 組織切片によるもの860 D417(医科点数表) 組織試験採取 口腔※ 400 O001(歯科点数表) 口腔病理判断 150 計 1,410 - ②細胞診
区 分 項 目 点 数 N004(医科点数表) 細胞診
2 穿刺吸引細胞診,体腔洗浄等によるもの190 O001(歯科点数表) 口腔病理判断料 150 計 340
- ①組織診
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9.検体の返却
- 検体は原則返却することは出来ません。
学会発表のため等で組織写真を希望する場合は事前にその旨ご連絡ください。
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10.材料の送付方法及び宛先
- 検体および病理検査依頼状を直接、病理診断科または病理学講座に持参されるか、
以下住所までご送付ください。
〒700-8525 岡山県岡山市北区鹿田町 2-5-1
岡山大学学術研究院医歯薬学域 口腔病理学分野
教授 長塚 仁
- 連絡先
TEL:086-235-6651
メールアドレス:pir19btp@okayama-u.ac.jp(担当 准教授 中野敬介)
メールアドレス:kawahara-a@okayama-u.ac.jp(受付 秘書 河原紋子)
- 連絡先