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学芸員課程とは

学芸員課程とは

学芸員は「博物館法」に定められた博物館(美術館、資料館、科学館、動・植物園、水族館等含む)の専門的職員であり、「博物館資料の収集、保管、展示、調査研究その他これと関連する事業」(「博物館法」第4条)を行います。
学芸員資格とは文部科学省が所管する国家資格(任用資格)です。将来、博物館勤務を希望する学生や、学芸員資格取得を条件とする場合がある職種(自治体の埋蔵文化財担当職員など)への就職を希望する学生は、学芸員資格を取得しておく必要があります。そのほか、公務員や教員などとして就職した場合でも、異動により博物館で勤務する場合があり、学芸員資格およびその取得のための学びが役立ちます。

資格取得のための単位

岡山大学文学部学芸員課程では文学部、教育学部、理学部(博物館実習除く)の学生が学んでいます。本学で学芸員資格を取得するためには、「博物館施行規則」に定められた博物館に関する19単位(平成24年度以降入学の場合)の必修科目を修得し、かつ卒業しなければいけません。また文学部・教育学部の学生は上記に加えて6単位の選択科目の修得が必要です。

文・教育学部における学芸員資格取得に必要な単位は下記の岡山大学文学部ホームページからご確認ください。

※単位の修得にあたっては、文・教育学部生は文学部の学生便覧を、理学部生は同学部の学生便覧を熟読してください。

岡山大学文学部学芸員課程の特徴

本課程に所属する学生は、「文学部学芸員課程ミュージアム教育実習室」を学習・活動の拠点としながら、授業だけでなく日常的に、そして地域の中で学芸員になるための基礎的資質を養います。

実践的なカリキュラムと豊富な施設・設備

学内機関・施設と連携し、実物の歴史遺産を用いた実践的な授業を行います。

文学部考古資料展示室(文化科学系総合研究棟1階)

岡山大学文学部考古学研究室の発掘調査による第一級の考古資料を展示。展示方法や資料の梱包方法等について学びます。

埋蔵文化財調査研究センター

岡山大学構内の遺跡に関する調査研究機関。
考古資料の取り扱いや調査研究方法、保存処理方法などについて学びます。

池田家文庫ほか

主体的に学べる環境

資格取得だけで終わらないプラスアルファの学びの環境があります。
学芸員課程で行われる企画に参加したり、実習室で学習したり、ボランティアに参加したりすることで新たな発見・出会いがあります。

学芸員課程ランチタイム企画「トーク・ミュージアム」

世界各国の博物館事情やさまざまな取り組みなど、普段の勉強ではなかなか知ることのできない情報が得られるチャンスです。

地域の博物館との連携で幅広い学び

博物館実習や課程内の活動では、地域の博物館で実践しながら学ぶことができます。2013年度は学芸員課程フォーラム「地域の博物館と大学」を開催いたしました。