哲学芸術専修コース

モンテーニュ像(パリ,ソルボンヌ大学前)

 哲学芸術学専修コースでは,古今の哲学的・倫理学的思想や,造形芸術・舞台芸術・文芸等の諸芸術作品および理論の解釈と研究を通じて,人間のあり方を多角的に考察します。学生は,各分野の「概説」を通して各々の概要を捉えた上で,個別のテーマに関する多様な講義や演習を選択的に履修してゆきます。演習では,各分野に関する英語,ドイツ語,フランス語,日本語,古文,漢文などのテキストの精読の他に,研究発表や論文作成の指導なども行います。これらを通じて,一人ひとりの学生自身が主体的に自分のテーマを見いだし,卒業論文に向けて各自の考察を深めてゆきます。


北岡 武司 文学部 教授

 星空の,海の,存在の神秘を人類は魂に感じとり,その思いを哲学で芸術で文学で表現してきた。人がさまざまな仕方で発信している思いを読み解くことは常に感動と共にある。感動は再び表現への衝動となり,言葉を,絵の具を,楽器を求める。哲学芸術学専修コースは発信と受信とを欲する魂たちの集まりです。
 

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