○岡山大学研究推進機構リスクマネジメント規程

令和4年3月29日

岡大規程第36号

(目的)

第1条 この規程は、岡山大学研究協力機構(以下「機構」という。)におけるリスクマネジメントに関する基本的事項を定め、もって、機構を取り巻くさまざまなリスクを把握するとともに、リスク対策を実施することによる損失発生の未然防止のみならず、機構の価値向上に努めることを目的とする。

(定義)

第2条 この規程において、次の各号に掲げる用語は、次の定義に従うものとする。

 リスク 目的に対する不確かさの影響。機構の経営理念、経営目標、経営戦略の達成を阻害するおそれのある経済的損失、事業の中断・停滞・停止や信用・ブランドイメージの失墜をもたらす要因、又は岡山大学の経営理念、経営目標、経営戦略の達成を助長する要因をいう。

 危機 ある事象について発生の不確実性があり、発生すると機構及び機構の関係者が不利益を被る事態をいう。

 リスクマネジメント リスクを効果的・効率的に管理するための一連の活動。リスクアセスメント、リスク対応並びにモニタリング及びレビューのプロセスをいう。

 危機管理 危機を発生させないための諸施策及び危機が発生した場合の不利益を最小限に抑えるための諸施策をいう。

(リスクマネジメント体制及び役割)

第3条 機構におけるリスクマネジメントの最高責任者は研究推進機構長とし、リスクの管理に関する基本的事項の策定及びリスクマネジメントに必要な体制の構築を指揮する。

2 機構におけるリスクマネジメントを的確に実施するため、次の運用管理体制を設ける。

 リスクマネジメント委員会 機構のリスクマネジメントに関わる基本方針、体制、推進等の基本的事項の検討・審議を行うため、リスクマネジメント委員会を置く。

 リスクマネジメント統括責任者 価値創造統合リスクマネジメント本部長をリスクマネジメント統括責任者とし、各組織におけるリスクマネジメント及び危機対策の実施を統括する。

 リスク管理事務局 価値創造統合リスクマネジメント本部をリスク管理事務局とし、機構におけるリスクマネジメントプロセスの効果的、効率的な運用を支援する。

 リスク管理責任者 各本部の本部長をリスク管理責任者とし、各本部における主要なリスクに対するリスクマネジメントプロセスを実行する。

 リスク管理担当者 各本部の本部長が任命する本部員をリスク管理担当者とし、リスク管理責任者によるリスクマネジメントプロセスの実行を補佐する。

3 運用管理体制について必要な事項は、別に定める。

(リスクマネジメント)

第4条 リスク管理責任者及びリスク管理担当者は、機構のリスクマネジメントプロセスを実行する。

(リスクマネジメントプロセス)

第5条 各リスクの管理は次の各プロセスを基本とし、適宜、そのリスク・特性に応じた適切なプロセスを実施する。

 リスク特定

 リスク分析・評価

 リスク対応

 モニタリング及びレビュー

(危機発生時の対応)

第6条 リスクが顕在化し、危機発生時には別に定める、国立大学法人岡山大学危機管理規程(平成19年岡大規程第63号)に従う。

(改廃)

第7条 この規程の改廃は、研究推進機構リスクマネジメント委員会の議に基づき、研究推進機構長が定めることできるものとする。ただし、軽易な改定については、研究協力機構長の決裁をもって行いことができるものとする。この場合において、研究協力機構長は、事後にリスクマネジメント委員会に報告するものとする。

この規程は、令和4年4月1日から施行する。

岡山大学研究推進機構リスクマネジメント規程

令和4年3月29日 岡大規程第36号

(令和4年4月1日施行)

体系情報
第3編 全学規程/第10章 専攻科・別科・全学センター・機構・図書館・事務組織
沿革情報
令和4年3月29日 岡大規程第36号