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【プレスリリース】キウイフルーツが紐解く「植物が性別を手に入れた進化の仕組み」

 「性別」による有性生殖は生物の多様性を維持する最重要システムです。また、農業という観点から見ても、性別は作物の性表現として、栽培や育種など多くの場面で考慮するべき性質です。しかし、植物における性別の決定の仕組みやその成立過程は100年以上も謎に包まれています。岡山大学大学院環境生命科学研究科(農) 赤木剛士准教授は、これまでキウイフルーツを用いた植物の性別決定の仕組みの解明に取り組んでおり、このたび、オス機能の制御を担う性別決定遺伝子を発見し、「Friendly Boy」と命名しました。さらに、赤木准教授らの研究から既に見つかっていたメス機能の制御を担う「Shy Girl」遺伝子とともに、二つの遺伝子の成立過程を明らかにし、40年以上前から提唱されていた「植物が性別を手に入れる進化の仕組み」に関する理論の証明に至ることができました。また、本来は性別を持っているキウイフルーツにおいて、本研究で明らかになった性別決定遺伝子の組み換え・遺伝子編集を行うことで「人為的に両性花を作り出すこと」に成功しました。本研究の成果は今後、作物の性表現を自由自在に制御する技術へと発展していくと期待できます。
 本研究成果は、日本時間8月6日午前0時(英国時間:8月5日午後4時)、英国の科学雑誌「Nature Plants」に掲載されました。
 本研究は、香川大学農学部、京都大学大学院農学研究科、立命館大学グローバルイノベーション研究機構・ニュージーランドPlant & Food Research、カリフォルニア大学デービス校との共同研究として行われました。

詳細は下記URLをご覧ください

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id652.html