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【プレスリリース】死んだふりを制御する遺伝子群を世界に先駆けて発見!~ファーブルも注目した死にまねの仕組みを解明~

 岡山大学大学院環境生命科学研究科の宮竹貴久教授、東京農業大学生物資源ゲノム解析センターの矢嶋俊介教授、玉川大学農学部の佐々木謙教授の共同研究グループは、米・小麦類の世界的重要害虫であるコクヌストモドキにおいて、死にまね時間の異なる育種系統間で次世代シークエンサーを用いたトランスクリプトーム解析1)を行いました。その結果、死んだふりをする系統としない系統では、発現の異なる518個の遺伝子が存在し、このうちチロシン代謝経路に存在するドーパミン関連遺伝子群において、系統間で大きな発現の差が見られることを明らかにしました。これらの系統はもともと同じコクヌストモドキの数個体から、刺激を与えたときに死んだふりをする集団と、どれだけ刺激を与えても死にまねしない集団を育種したもので、両者では動きかたや歩行軌跡が大きく異なり、前者は天敵の攻撃回避に長け、後者は交尾に長けるため、野外では両者の共存が見られることがわかっています。
 生物の動きや生き延びるための行動を支配する主要な遺伝子がドーパミンであることを、今回、世界に先駆けて明らかにしました。本研究成果は、9月30日英国時間午前10時(日本時間30日午後6時)に英国のオンライン科学雑誌「Scientific Reports」(Nature Publishing Group)に掲載されました。


詳細は下記リンク先をご覧ください

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id669.html