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【プレスリリース】ビールやパンの製造にも使われる出芽酵母を用いて、食品成分のがん細胞増殖抑制作用に関わる鍵分子を同定

 岡山大学大学院環境生命科学研究科の中村宜督教授、守屋央朗准教授、同大学院ヘルスシステム統合科学研究科の佐藤あやの准教授、徳島大学大学院医歯薬学研究部の叶奈緒美助教(岡山大学大学院環境生命科学研究科博士後期課程修了、元日本学術振興会特別研究員)らの研究グループは、ビールやパンの製造にも使われる出芽酵母の全遺伝子を1種類ずつ複数コピー発現させる独自のライブラリーを用いて、食品成分ベンジルイソチオシアネート(BITC)のがん細胞増殖抑制作用に関わる分子を複数個同定しました。さらに、同定された分子の一つMis12が、食品成分ベンジルイソチオシアネート(BITC)による細胞周期進行の遅延を介した増殖抑制において重要な役割を果たすことを明らかにしました。
 本研究で明らかとなったがん細胞の増殖を制御するメカニズムは、がん治療の新しい薬剤の開発に貢献することが期待されます。また、本研究の成果は食品成分のもつ健康機能や安全性の科学的理解に大きく貢献することが期待されます。さらに、本研究により確立された出芽酵母スクリーニングシステムは、安価かつ容易に選択性の高い結果が得られるため、今後、さまざまな機能性食品成分を対象に、標的遺伝子の同定や遺伝子制御ネットワークに関する研究にも広く使用されることが期待されます。
 本研究成果は、6月20日に英国のオンライン科学雑誌「Scientific Reports 」(Nature Publishing Group)に掲載されました。


詳細は下記URLをご覧ください

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id646.html