岡山大学 農学部

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【プレスリリース】死んだふりに見られた緯度クライン~北の虫は死んだふりをよく行う~

2023年03月29日

 岡山大学学術研究院環境生命科学学域の松村健太郎研究助教と宮竹貴久教授は、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)という昆虫を用いて、生息地の緯度と死んだふり行動の関係を調査しました。日本各地に設置されたコイン精米機から採集したコクヌストモドキの死んだふり行動を調べたところ、高緯度(北)の個体は低緯度(南)の個体よりも、死んだふりを高頻度で長い時間行うことが明らかになりました。この研究結果は、3月29日、英国王立協会の国際雑誌「Biology Letters」のResearch Articleとして掲載されました。死んだふりは、昆虫や哺乳類を問わず多くの動物で見られる一般的な捕食回避行動として知られていますが、その頻度や持続時間に緯度クラインが見られることを示したのは本研究が世界で初めてとなりました。

詳細は下記リンク先をご覧ください。

参照リンク

https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1071.html

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