分析計測・極低温部門では、以下の依頼分析を行っています。学外の方も、もちろん学内の方もご利用いただけます。ご興味のある方は、ぜひ当部門にご相談ください。
また、『新規のサンプル、物性をどのように評価したらいいだろう?』『サンプルの物性の違いを定性的、定量的に評価したい!』『この前の学会で見かけたあの測定、うちの大学でできないかな・・・』など、測定方法や機器利用についてのご相談も遠慮なくお寄せください。
●NMR(核磁気共鳴)装置群 Agilent 400、600MHz、JEOL 600MHz
固有の周波数の超電導磁石を備えたフーリエ変換核磁気共鳴装置で構成されており、原子核の電子波吸収を観測して、物質の電子状態や立体構造を調べることができます。
●X線回折装置群 リガク 薄膜(Smart Lab-Pro)、水平型粉末(RINT-TTR III)
微小結晶単結晶(Rapid-II with VariMax-Cu)、単結晶(VariMax with Saturn)
試料のX線回折から物質の結晶構造解析を行います。試料の特徴に応じて、最適な装置を使用できます。
●CHN元素分析装置 Perkin-Elmer 2400II
有機化合物を構成する主要元素を、燃焼分解によって定量的にH2O、CO2、N2等に変換し、熱伝導度検出器を用いて、C、H、N等の含有量を求めることが出来ます。
●HPLC/QTOF質量分析システム Agilent Technologiee G6520 +G4240
精密質量をベースにした構造解析や蛋白質、ペプチド、メタボライトの解析などが可能な高い分析性能を持ったQ-TOFシステムと、微小サンプルの高分離、高感度分析が可能なチップ方式のナノHPLCシステム(HPLC-Chipキューブ)とを組み合わせたLC-MS/MSシステムです。
●ペプチドシーケンサー 島津 PPSQ-31A
数 pmol レベルのタンパク質(ペプチド)試料について、N末端からのアミノ酸配列を20残基程度まで決定することができます。自動化されているため、簡便に利用できます。
ゲノム・プロテオーム解析部門では、最新のマトリックス支援レーザー脱離イオン化法による
飛行時間型質量分析装置(MALDI-TOF MS)を備えており、高感度・高精度のプロテオーム受託解析をしています。こんな時はゲノム・プロテオーム解析部門にご相談ください。
●タンパク質を精製をしていますが…
- 精製は一応したんだけれど、まだバンドが数本あるのでタンパク質を同定したい
- 精製したタンパク質のアミノ酸配列を知りたいけれど、微量しかありません
- 組換えタンパク質がジスルフィド結合しているか知りたい
●タンパク質の電気泳動をしていますが…
- 小さいゲルでは分離が悪いので大きなゲルでやってみたい
- 電気泳動がうまくいかない
●イメージングマスに興味があるのですが…
- 投与した薬物がどの組織・細胞に蓄積しているかRIを使わずにイメージングしたい
- 組織中の病原部位において、タンパク質の変動を調べたい
●その他…
タンパク質を中心とした分子生物学、生化学、細胞生物学に関する研究・開発全般をサポートさせて頂きますので、何なりとご相談下さい。