お知らせ・イベント
理研シンポジウム「革新的早期検査法とワクチン開発で牛白血病ウイルス(BLV)から牛を守る」
【日時】2016年3月15日(火)13:25~17:35
【場所】東京大学農学部中島ホール (東京大学大学院農学生命科学研究科)
東京都文京区弥生1-1-1
【主催】国立研究開発法人理化学研究所(分子ウイルス学特別研究ユニット)
革新的ウイルス対策技術分野叡智共有化プラットフォーム
【共催】理研シンポジウム、農研機構 生研センター、株式会社微生物化学研究所、
株式会社ケーナインラボ、株式会社理研ジェネシス
【聴講】無料・予約不要
地方病性牛白血病は、牛白血病ウイルス(BLV)により惹起される悪性Bリンパ種であり、一度発症すると必ず死の転帰をとる事、免疫機能低下により他の感染に対して易感染性になる事、産肉・繁殖力が著しく低下する事からその経済的損失は計り知れない。ワクチンなどの予防法や治療法は未だ確立されておらす、唯一の防御法である隔離・淘汰による清浄化は一部の国では成功しているものの、我が国を始め大部分の国では有効な対処法がなく、BLVは世界的に蔓延し続けている。本シンポジウムの目的と意義は、BLVの感染拡大の現状や最新の研究トピックについて当該分野叡智を共有化することで、畜産関係者と研究者との研究連携や技術開発の強化促進を図ることである。その波及効果は、最新の叡智を共有化することで、今までにない新技術でBLVの感染拡大防止対策を効率的に進め、BLV感染からウシを守る術を見出し、社会に大きく貢献する道を開くことである。
【プログラム】
13:25-13:30
開会の挨拶
佐藤 法仁(岡山大学・農林水産省革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究))
第1部
座長:間 陽子(理化学研究所)、松本 安喜(東京大学大学院)
13:30-13:40
「EBL対策について」
木下 祐一 (農林水産省 消費・安全局)
13:40-14:15
「白血病発症牛のBLVプロウイルスの組込み位置および細胞内シグナル発現量の解析」
泉對 博(日本大学)
14:15-14:50
「牛白血病ウイルスの伝播リスク要因について」
小原 潤子(地方独立行政法人北海道立総合研究機構
畜産試験場)
14:50-15:25
「BLV-CoCoMo-qPCR法を使って何がわかるか」
竹嶋 伸之輔(理化学研究所)
第2部
座長:山川 睦(動物衛生研究所)、芳賀 猛(東京大学大学院)
15:40-16:15
「牛白血病における免疫学的解析」
今内 覚(北海道大学大学院)
16:15-16:50
「EBLの新たなバイオマーカーの探索」
小西 美佐子(動物衛生研究所)
16:50-17:25
「EBLのワクチンと育種戦略」
間 陽子(理化学研究所)
17:25-17:30
総合討論
17:30-17:35
閉会の挨拶
間 陽子(理化学研究所)
ポスター
【本件に関する連絡先】理研・分子ウイルス学特別研究ユニット・牛白血病ワクチン開発チーム
TEL: 048-462-4420 (石塚aishizuka[at]riken.jp) (浜田 khamada[at]riken.jp) ※[at]は@に置き換えてください。