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人材育成事業 臨床統計学入門講座 開催報告 |
【開催趣旨】 文部科学省が平成18年度から開始した「先端融合領域イノベーション創出拠点の形成」事業において、 岡山大学が提案した「ナノバイオ標的医療の融合的創出拠点の形成」が採択され、ナノテクノロジーとバイオ テクノロジーの融合によるヒトに優しい標的医療を実現するため、「ナノバイオ標的医療イノベーションセンター (ICONT)」の拠点化を目指しています。ICONTの中で、「有望シーズの開発からの創薬開発、臨床試験まで の全ステップを俯瞰し、個々の専門性を追及できる人材の育成」を目標に人材育成事業を開発しています。 今回、研究シーズを事業化するための「臨床統計学入門講座」を開講いたしました。臨床に携わる研究者・ 臨床家に必須の「臨床統計学」とは何かを実践的に分かりやすく山本先生に解説していただきました。講義の ほか、関連ウェブICR-Web(http://www.icrweb.jp/icr)にPC端末を受講者全員が接続して実習も行いました。 (ICR-Webとは) 臨床研究に携わる人すべてを対象にした、臨床研究に関する教材や最新情報、臨床研究を行う 際に有益な情報を提供するポータルサイトです。ICR(Introduction to Clinical Research)は、2005 年に国立がんセンター有志により、国立がんセンター内スタッフ向けの教育コースの一環としてWeb 上での公開が開始されました。現在は、国立がんセンター外でも見られるWebであり、2008年10月 現在、登録者は800名を超えています。臨床統計学入門のほか、様々なプログラムが用意されており 今後も拡充される計画です。 【主催】 岡山大学ナノバイオ標的医療イノベーションセンター 岡山大学新医療創造MOT講座 【受講対象】 ICONT拠点内の学生、医師、研究者、 協働企業の研究者 (参加者:61名) 【開催日時】 2008年11月28日(金) 13:30~16:30 【会場】 岡山大学附属図書館 鹿田分館3階 情報実習室 【講師】 国立がんセンターがん対策情報センターがん情報・統計部室長 山本精一郎先生 |
1996年 東京大学大学院医学系研究科修了 博士(保健学) 1996年-2004年 国立がんセンター研究所研究員 2003年-2004年 米国国立がん研究所客員研究員 2004年-現在 国立がんセンターがん予防・検診研究センター情報研究部 室長 |
【講義内容】 1.「臨床研究を実施するうえで知っておくべきこと (臨床研究に関する倫理指針の改正について)」 2.臨床研究ポータルサイトICR-Webの紹介 *臨床研究概論 *臨床試験 *治験 *生物統計学(仮説検定、交絡) 【受講料】 無 料 |