JyAM's BSD: NetBSD-1.6 System on AT Installation, Leg #13


13th Leg. LAPACK-3.0の導入

高性能コンピュータのための線型代数パッケイジであるLAPACK (a Linear algebra library for high-performance computers) Version 3.0を 導入した。 LAPACKは、UNPACK(連立1次方程式を解くライブラリやQR分解ライブラリなどを含む)と EISPACK(固有値解析ライブラリや特異値分解ライブラリなどを含む)を統合したパッケイジである。 LAPACKは基本的な行列計算にはBLAS (Basic Linear Algebra Sub-program)を使う。 ハードウェア、ソフトウェアメイカーがLAPACKに改良を加えて販売している。

また、C言語で書き換えられたCLAPACK, 並列計算機用のScaLAPACK等もある。

■ コンパイルとインストール

-G3オプションは必ずつけること。つけると約44 mflops、つけないと約17 mflops (INSTALL/testsecond, INSTALL/testdsecndで計測)。 またTiming the Eigensystem Routinesでは約20 Megaflopsをマークした。

私のマシンではTiming the Liner Equations Routinesを行っているとき、 xlintim{s,c,d,z}がNo enough memoryのため実行できなかった (64 MB Phyisical Memory + 64 MB Virtual Memory)。

使い方はexample1.fがLAPACKを使ったソースコードだとすると、

     g77 -o example1 example1.f /usr/local/lib/lapack_NETBSD13.a /usr/local/lib/blas_NETBSD13.a
最適化オプションなどは適当に。Makefileを書いたほうが面倒臭くなくてよい。


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