C1インアクチベーター活性

測定方法 : 発色性合成基質法

外注会社 : SRL

基準範囲 : 
70〜130(%)

臨床的意義
 C1インアクチベーターは補体因子のC1rとC1sの抑制因子で同時に第]Ua因子,第]Ta因子,血漿カリクレインなどの内因系凝固因子を強く阻害し,プラスミンも阻害することから,キニン生成系や線溶系の制御に関与する。C1-インアクチベータの先天性欠乏症として,代表的なものに遺伝性血管神経性浮腫があるが,この場合抗原量と活性値を組み合わせることにより,3つの型に分類できる。その他,体外循環時,感染症,肝硬変,糸球体腎炎,SLE,DIC,癌,血液透析時,血栓溶解療法時等で,C1-インアクチベータは異常値となる。

異常値を示す疾患
高値疾患
炎症(急性相期反応)

低値疾患
血管神経性浮腫(HANE)

検体採取・測定条件
黒)3.2%クエン酸ナトリウムを用いる。


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