2-5-オリゴアデニル酸合成酵素活性, 2-5AS ( 2’,5’ oligoadenylate synthetase) 
中止 平成23年12月1日依頼分まで


測定法:RIA2抗体法 

外注会社:SRL(平成17年6月16日より)
       SBS(旧住友)(平成17年6月15日まで)

臨床的意義
 2’-5’-オリゴアデニル酸合成酵素(2-5AS)は,インターフェロンの抗ウイルス作用の重要な部分を担うと考えられている合成酵素であって,その酵素活性は,インターフェロンによって誘起された生体内の抗ウイルス活性の指標となる。またウイルス感染症などの,インターフェロンの関与するさまざまな病態で変化し,そのモニタリングに有用であるが,現在,保険診療が認められているのはウイルス肝炎のインターフェロン投与量・治療効果判定目的のみである。

異常値を示す疾患
高値疾患: ウイルス感染症(特に急性期) ・ マイコプラズマ感染症(特に急性期) ・ その他の(細菌性など)感染症(特に急性期) ・ インターフェロン治療中(慢性肝炎など) ・ 自己免疫性疾患(特にSLE)

基準範囲 : 20 pmol/dl・hr以下  
         100 pmol/dl・hr以下(平成14年6月28日まで)

採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管

検体採取・測定条件
・採血後,2〜6時間の間に低温(4℃)で血清分離し,直ちに凍結保存をする。

関連項目

HBe抗原
DNAポリメラーゼ

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