顆粒球機能検査(殺菌能), neutrophil sterilizing function

測定法:フ ローサイトメトリー法

外注会社:BML

臨床的意義
(1)上述のように、好中球や単球といった貪食細胞には、微生物などを殺菌する能力を有している。この殺菌能測定法の原理にはいろいろあるが、その一つに貪食細胞が細菌などを貪食すると、細胞内で一連の代謝反応の亢進がおこり、活性酸素と総称される殺菌活性を有する酸素ラジカルが産生されることを利用した方法がある。

(2)好中球殺菌能障害をきたす、もっとも有名な疾患が慢性肉芽腫症(chronic granulomatous disease)である。その他原発性の場合として、Chediak-東症候群、ミエロペルオキシダーゼ欠損症などがあり、また続発性に好中球殺菌能障害を起こす場合として、白血病、悪性リンパ腫、重症感染症、細菌性心内膜炎など多数みられる。

異常値を示す疾患 
低値疾患: 慢性肉芽腫症、糖尿病、肝硬変

基準値: 70%以上

採取容器:
BML(6

関連項目

顆粒球機能検査(貧食能)

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