サイトケラチン19フラグメント(シフラ21-1), CK19F:cytokeratin 19 fragment,CYFRA21-1
臨床的意義
サイトケラチンは主に,単一上皮細胞の細胞骨格を構成するケラチン繊維蛋白で,19種の亜分画が存在する。このサイトケラチンの発現が肺癌に特異性が高く,特に扁平上皮癌で特異性が高くSCCとは相関性がない。また,肺良性疾患の偽陽性率が低く肺癌特異性が高い。
高値疾患: 肺癌(扁平上皮癌、腺癌、大細胞癌)
測定原理: 電気化学発光法(ECLIA法)
酵素免疫測定法(EIA法)(平成10年11月30日まで)
測定機器 : コバス8000(平成29年5月8日より)
Eモジュール(平成18年7月18日より平成29年5月2日まで)
エクルーシス2010(平成18年7月14日まで)
相関
平成29年5月8日
X=旧機器
Y=新機器
Y=0.984X-0.188 r=0.999 n=103
平成18年7月18日
X=旧機器
Y=新機器
Y=1.22X-1.35 r=0.996 n=100
平成10年12月1日
X=EIA法
Y=ECLIA法
Y=1.063X+0.524 r=0.997 n=33
測定試薬 : ロシュ
基準範囲 : 2.8 ng/ml 未満
採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管
関連項目
SCC
CEA
SLX
NSE