Span-1


測定方法 : IRMA法(ビーズ固相法)

外注会社 : BML(平成15年3月31日まで大塚)

基準範囲 : 30 U/ml
 以下

臨床的意義

 ヒト膵癌細胞株SW1990を免疫抗原として作成さ れたモノクローナル抗体が認識する癌関連抗原で,高分子ムチン様蛋白質である。Span-1抗原は膵癌を中心に消化器癌に高頻度に存在するが正常膵,腎尿細管,胆管上皮,気管上皮にもわずかに存在する。意義として,膵癌および肝・胆道系癌で高い陽性率を示し,また良性疾患での陽性率が低いため膵癌との鑑別診断の指標に有用であり,治療効果のモニタリングとしても用いられる。
 
異常値を示す疾患 
高値疾患: 膵癌 ・肝癌 ・胆道系疾患

採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管
 
関連項目

CEA
EL -1 
DUPAN-2 
CA19−9
CA-50 

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