岡山大学病院 スペシャルニーズ歯科センター

ご挨拶

センター長・教授  江草正彦

スペシャルニーズ歯科センター
センター長・教授  江草正彦

 岡山大学病院における障害者歯科医療は、国際障害者年翌年の1982年、歯学部付属病院開院時から「総合診療室」という名称で始まりました。
 2003年には、中四国地方の歯科医療機関では初の「摂食・嚥下リハビリテーション診療室」を立ち上げました.
 そして2010年12月「スペシャルニーズ歯科センター(障害者歯科治療部門・摂食嚥下リハビリテーション部門)」に名称が変わり、今では岡山大学病院での医科歯科連携の要の一つになっています.また歯科麻酔科との連携で、全身麻酔法・静脈内鎮静法下の治療もおこなっていて、総患者数は年間8000人を超え、中四国地方では最大規模の障害(児)者歯科診療室です.
 スペシャルニーズ歯科センターの今後の展望として、超高齢社会における認知症をはじめとする高齢知的障害者などの要介護高齢者や、早期診断の普及による発達障害(児)者などが増加することから、当センターの需要もますます高まってくると思われます.
そのため、身体的、精神的、心理的に種々の障害や疾患があり、歯科的にスペシャルニーズのある人に対しての、口腔の健康維持を目指したキュア・ケア・リハビリテーションが、医療・保健・福祉などの他の領域と連携して行われることが求められています.
 岡山大学病院「スペシャルニーズ歯科センター」は、歯科における地域連携のフロントランナーとして「キュア」「ケア」「リハビリテーション」の全ての分野で、地域医療連携がスムーズにとれるように中枢を担い、障害者歯科医療を推進してまいります。

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