2010年1月に策定された岡山県地域医療再生計画に基づき、本学は9月11日、鹿田地区に「地域医療人育成センターおかやま」を開所しました。医療系学生や地域の医師らに知識や技術習得の場を提供することで、地域医療を担う人材の育成や復職支援を行い、岡山県の地域医療格差解消に貢献していくことを目指しています。
センターの愛称は「MUSCAT CUBE(マスカット・キューブ)」。鉄筋3階建てで延べ床面積300m²。1階は「学ぶフロア」で、腹腔鏡手術や内視鏡手術などさまざまな高機能シミューレーターを完備。歯科治療や看護技術のトレーニング機器もそろっています。2階は「集うフロア」として、地域医療を担う人材が多目的に利用できる講義室や会議室などを備えています。託児や授乳のスペースもあり、育児や在宅介護講習などにも活用が可能。大学院医歯薬学総合研究科地域医療人材育成講座、医療人キャリアセンターなどの担当部署も入ります。3階は「繋がるフロア」で、最大130人収容可能な講義室があり、広く地域に開かれた各種講演会などを開催する予定です。
開所式には、大学や地域の医療関係者ら約100人が出席。森田潔学長、石井正弘岡山県知事らがテープカットを行い、森田学長と片岡仁美・地域医療人材育成講座教授が看板を除幕。出席者は片岡教授らの案内でセンター内を見学し、充実した設備について説明を受けていました。
<写真>テープカットを行う森田学長(右から3人目)ら
<写真右上>石井知事(右から2人目)に麻酔導入シミュレーターの説明を行う森田学長(同3人目)
【本件問い合わせ先】
地域医療人育成センターおかやま
TEL:086-235-6963
地域医療人育成センターおかやま開所
2012年09月21日