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世界初 生体肺中葉移植に成功

 岡山大学病院は7月1日、重い肺の病気に苦しむ3歳の男児に、母親の肺の「中葉」部分を移す生体肺移植を実施し、無事成功しました。生体肺中葉移植の成功は世界初で、同時に国内最年少患者への肺移植となりました。
 今回の手術の背景には、改正臓器移植法施行後3年たった今も、15歳未満の脳死ドナーが2人しか現れておらず、脳死移植の可能性は低いという状況があります。そのため、担当医が男児の両親と話し合い、生体肺中葉移植に臨むことにしました。通常、生体肺移植は肺活量の多い「下葉」部分で行いますが、体の小さい子どもにとって大人の「下葉」は大きすぎることが多く、「下葉」よりも小さい「中葉」を使うことでこの課題をクリアしました。
 執刀医の大藤剛宏呼吸器外科准教授は、「今まで移植ができなかった子どもたちに勇気を与えられる成果だ」と話しています。

【本件問い合わせ先】
岡山大学病院病院長室
TEL:086-235-6749

(13.07.05)



生体肺中葉移植手術の様子