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吉川弘之氏講演会「持続性のための科学」を開催

 10月16日、創立五十周年記念館にて「持続性のための科学」と題した吉川弘之先生の講演会が行われました。この講演会は、岡山大学の創立六十周年を記念したもので、学生・教職員及び市民、約3百人の聴衆が参加しました。
 吉川先生は、東京大学総長、日本学術会議会長、産業技術総合研究所理事長、その他多数の要職を歴任され、日本を代表する学者として大いにご活躍されています。
 講演では、科学知識の成熟化に伴い、科学者コミュニティでは領域別研究が行われ、社会ではその成果を俯瞰的視点に立たずに活用したため、技術間、技術と社会との間に不調和が生じ、人口爆発と飢餓、地球環境の悪化など新たな脅威を招来したと喝破。持続性は、未来の変化過程を主題とするため、巨視的変化の観察手段により現実世界の変化を進化の観点で評価する必要があるとされました。持続的進化には、社会と科学者が循環系(ループ)を構成して、科学者が社会に知識を提供するだけでなく、全体を観察したうえで中立的に助言し、社会も漸次に行動をしていく必要があること、また、科学者コミュニティの一致した中立的助言の意義を力説し、大学ももっと開かれたものになるよう提言されました。
 聴衆は、手書きイラストが挿入された資料が使用され、かつ時折ユーモアを交えた熱の入った講演に魅了されていました。
 今後の創立六十周年記念事業では、10月21日にホームカミングディ、同22日には創立六十周年記念式典および国際シンポジウムが予定されております。

【本件問い合わせ先】総務・企画部総務課総務係(086-251-7007)

創立六十周年記念事業の詳細は以下のURLをご覧ください。

//www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/60th.html