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岡山大病院で国内最小体重での心臓手術に成功

 岡山大学病院は10月30日、体重900グラムを切る超未熟児として生まれ、複雑先天性心疾患の一種である「ファロー四徴症(しちょうしょう)」を患った岡山県在住の女児に対して4月6日に手術を行い、成功したと発表しました。同日、執刀した心臓血管外科の佐野俊二教授と小谷恭弘助教が記者会見し、体重1キログラム以下の赤ちゃんの高度な心臓手術に成功したのは国内初であり、世界でも報告例がないと説明。佐野教授は「どんなに小さい赤ちゃんでも、手術で治ると希望を持ってほしい」と話しました。
 女児は3月15日、体重895グラムで生まれた後、重度の低酸素血症(チアノーゼ)を起こしており、複雑心奇形の「ファロー四徴症」と診断されました。ファロー四徴症は早期の治療が必要で、女児は生後22日目に低酸素発作を起こして瀕死の状態となったため、緊急で人工血管を使用して鎖骨下動脈から肺動脈にバイパスを形成する「ブラロック・タウシッヒ手術」を実施。体重の増加を待った9月には、左右の心室の壁に空いた穴を塞ぐ根治手術にも成功しました。

【本件問い合わせ先】
岡山大学病院病院長室
TEL:086-235-6749

(15.11.03)


佐野教授(右)と小谷助教が手術の成功を報告した記者会見