国立大学法人 岡山大学

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岡山大学病院にECMOを搭載できる大型救急搬送車「ドクターカー」を配備しました

2021年09月01日

 8月31日、人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を搭載できる大型の救急搬送車「ドクターカー」を配備しました。当院の調べでは、全国で同様のドクターカーは現在10台あり、中国・四国地方では初めての導入となります。
 重症呼吸不全などの患者が発生した場合、ECMO装着を行った状態でドクターカーでの広域搬送が可能となります。当院では今後、要請に迅速に応えられるよう、体制を整えていきます。
 このたび配備したドクターカーは、医師や看護師、臨床工学技士などの医療従事者が乗り込み活動を行います。一般の救急車よりも車内が広くなっており、ECMOなどの高度医療機器を用いた重症患者さんの搬送に使用することが可能です。
 車内にはECMOを含め、自動体外式除細動器(AED)や自動心臓マッサージシステム、人工呼吸器などの医療機器を整備し、搬送時から早期に治療介入ができるよう、整備を進めていく予定です。
 車両は、公益財団法人「日本財団」からの助成金を活用して購入しました。車体外観の装飾は、岡山大学病院の職員による広報チーム「岡大病院“Face”活性化ミーティング」メンバーの本多寛之医師(総合内科・総合診療科)のデザインで、波のような曲線は船舶の航走波をイメージしており、ドクターカーがスピーディーに移動する様子を表しています。
 2022年度からの本格的な導入を目指して、岡山県内はもちろん、近隣県で重症患者が発生した場合に、広域搬送ができるよう体制を構築してまいります。

【本件問い合わせ】
 岡山大学病院 企画・広報課
 電話番号 086-235-6749

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