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【プレスリリース】抗ウイルス活性物質を生産する放線菌ゲノムの解読 バイオ燃料電池に有用なFDH-O遺伝子の発見


 岡山大学大学院環境生命科学研究科(農生命科学専攻)の田村隆教授と東京大学大学院新領域創成科学研究科の大島健志朗特任准教授、服部正平教授(現早稲田大学)の共同研究グループは、次世代DNAシーケンサーを用いて放線菌Streptomyces incarnatusのゲノムDNAを解読しました。本研究成果は7月9日、米国の科学雑誌「Genome Announcements」に掲載。あわせて、塩基配列の詳細なデータを米国が運営するデータベースNCBI上に公開しました。
 核酸系抗生物質シネフンギンは、抗ウイルス活性、抗マラリア活性、抗カンジダ活性など、通常の抗生物質には見られない有用な活性を示す一群の創薬リード化合物です。社会的にも高い需要を持ちながら微生物による生産が極めて微量で、通常の育種法では増産が望めず、活用されていません。本研究でゲノム全容が解明されたことにより、核酸系の生産に特化した菌株開発が進むことが期待されます。
 また遺伝子解読の結果、セレン含有型のギ酸脱水素酵素(FDH-O)が本菌のゲノム内に発見されました。水素を酸化するヒドロゲナーゼ(負極)の対極に置く正極側の酵素としてバイオ燃料電池の開発にも有用な酵素です。

詳細は下記リンク先をご覧ください。

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id330.html