・形態 土師質切妻家形
・焼成 良好
・胎土 やや粗く、1mm程度の砂粒をまばらに含む。
・大きさ 全長約200cm 幅約65cm 高さ不明 厚さ/身約3.5cm、底部約4.5cm、蓋約3〜4cm
・突帯 身上端約5〜6cm、身下端約4.5〜5cm、分割部約9〜10cm
・脚 3列8行 径約19cm、高さ約16cm、厚さ約1.3cm
・ 調整 身/内外面ともに格子状のタタキ痕有。内面については一部を残して消されている。
蓋/外面―格子状のタタキ痕有(写真)。内面―同心円状の当て具痕有(径約4cm)。
・ つくり 身の上端、蓋の下端は緩やかな凹凸状である。蓋の下端より2cm程上に軒部が付く。
・ その他 妻部分に円形浮文を伴う粘土帯をもつ陶棺片は、接合関係や断面の観察などから1号陶棺のものであることがわかっている。
岡山大学文学部考古学研究室 copyright,1997
作成者:藤井