3月18日【火】

 墳頂部トレンチの石室内西小口タチワリでは、馬具の破片と思われる青銅製品を取り上げました。石室南壁際タチワリでは、鉄製品の実測を行っています。西小口外側タチワリでは、控え積みの石材を3つ取り上げ、更に石室側へ掘り下げを行っています。SE区内タチワリでは、土層断面の実測中です。

 後円部東第2トレンチでは、現地説明会前までに段築を確認することができなかったので、タチワリ内を更に30p掘り下げ、土層断面検討を行いました。墳丘主軸の東側で、古墳築造時の地表面らしき層を検出しましたが、反対側の断面ではそれが確認できませんでした。明日は、更に詳しく断面を検討し、段築の存在に真贋をつける予定です。
 第3トレンチでは、当初認識していた段築の位置が高いレベルにあり、その再検討を行うためにタチワリ内を更に50cm掘り下げ、土層断面の検討を行いました。その結果、現在認識している遺構面の下層から赤い層があり、墳丘主軸断面で確認した遺構面の下層とほぼ対応するようです。明日は、墳丘主軸断面との対応関係をみて、最終的な段築の位置を確認する予定です。


 調査期間が残り少なくなってきましたが、最後まで気を抜かずに頑張っていきたいと思います。

控え積みの石の取り上げ
後円部東第3トレンチのタチワリ内の掘り下げ

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