3月3日【月】

 本日も墳頂部トレンチと後円部東第2、3トレンチに分かれて作業を行いました。

 墳頂部トレンチでは石室外の西側と南側を掘り下げています。西側では石室を覆っていた粘土を除去したところで質や色調の異なる粘土を検出し、南側でもそれに対応する可能性のある粘土が認められました。墳頂部は本日からついに掘り下げの作業に入り、今後石室の構築や下部構造が明らかになると考えられます。

 後円部東第2、3トレンチでは、2つのトレンチの間を狭めるようなかたちで両側から50cmずつ拡張して掘り下げています。その拡張部分では墳丘盛土の生きた面が検出されました。墳頂部トレンチ・後円部東第2、3トレンチではともに新しいことが明らかになりつつあり、これからどのようになっていくのかが楽しみです。

後円部東第2・3トレンチで拡張をしています。
石室西側調査区

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