ニュース

ホーム > ニュース > 歯学部4年次生棚井あいりさんが令和3年度SCRP日本代表選抜大会で優勝!

歯学部4年次生棚井あいりさんが令和3年度SCRP日本代表選抜大会で優勝!

 8月20日に、日本歯科医師会主催の令和3年度スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム(SCRP)の日本代表選抜大会がWebで行われ、上位4名による最終選考の結果、見事に本学代表の歯学部4年次生・棚井あいりさん(ファカルティアドバイザー:口腔形態学分野 岡村裕彦教授)が優勝しました。
 この功績を称え、10月28日に授与式が執り行われ、長塚仁歯学部長より優勝トロフィーと表彰盾が棚井さんに授与されました。
 この大会は、学生が主体となって研究を行い、その成果を英語で発表し、最も優秀な発表を表彰する全国の歯学部生による研究コンペティションです。本年度は、全国から代表者21名が参加しました。
 研究では、歯周病が胎児の成長発育阻害(低体重児出生など)を誘導する分子メカニズムについて解析しました。歯周病原菌が感染したマクロファージから放出される細胞外分泌小胞に着目し、この小胞が胎盤や胎児に移行集積し、血管形成を阻害することを見出しました。胎盤における血管形成阻害が、胎盤や胎児の成長発育を障害すると考えられます。
 棚井さんは、今大会の優勝により、来年3月に米国アトランタで行われる国際歯科研究学会での発表に日本代表として派遣される予定です。


【棚井さんのコメント】
 令和3年度日本歯科医師会主催SCRP日本代表選抜大会で岡山大学代表として優勝することができ、本当に嬉しく思います。本大会で優勝できたことは、たくさんの周りの方々のサポートのおかげと思います。特に、口腔形態学分野・岡村裕彦教授、池亀美華准教授、福原瑶子助教、歯科薬理学分野・江口傑徳講師、口腔病理学分野・河合穂高助教にはたくさんの助言を頂き、感謝いたします。私はこの研究活動を通して、単に実験手技を学ぶことだけでなく、「学問と研究を両立するためのタイムマネージメント能力・周りの人々に対する協調性・感謝の気持ち」がいかに大切かを学びました。この経験は、今後の人生にとって大きな財産になると思います。歯学部の後輩の方々、ぜひこの素晴らしい大会への出場を目指してください!その際には、私にサポートさせてください!最後になりましたが、歯学部教務の方々には書類作成や日本歯科医師会との連絡で大変お世話になりました。お礼申し上げます。

【岡村教授のコメント】
 棚井さん、令和3年度日本歯科医師会主催SCRP日本代表選抜大会優勝、誠におめでとうございます。棚井さんは、学部3年次の研究室配属で当分野にて研究を始めました。その後も毎日の講義・実習終了後、または土日を利用して、夜遅くまで実験を行いました。コロナ禍において、学部生の立ち入りが制限される中、思うような結果が出ず、苦労した時期もありましたが、教室内外の大学院生や先生方のご協力も得て、発表内容をまとめることができました。国際バカロレア生のため、英語のプレゼンテーションには慣れているとはいえ、科学的な専門用語は難しいものです。しかし、幾度の練習を経て、最終選考では、選考委員の先生方の厳しい質問に臆することなく堂々と答えるまでに成長しました。また、今回のSCRP日本代表選抜大会優勝のほか、歯科基礎医学会のJournal of Oral Biosciences誌に筆頭著者として総説を発表し、第126回日本解剖学会総会・全国学術集会の学生セッション優秀賞、第29回硬組織再生生物学会の特別研究奨励賞も獲得したことも追記させていただきます。これら功績は、研究者を目指す学部学生に対して勇気や励みを与えるものと思います。今後も後輩の目標となれるよう、勉学・研究に頑張ってください。

【長塚歯学部長のコメント】
 棚井さん、令和3年度日本歯科医師会主催SCRP日本代表選抜大会優勝おめでとうございます!ファカルティアドバイザーの岡村教授をはじめ、ご指導を頂いた先生方にもお礼とともにお祝いを申し上げたいと思います。本当に獲得が難しい価値ある賞であり、岡山大学歯学部にとっても大変に名誉な受賞です。今後も世界大会を含めさらに活躍され、世界の歯学の発展に寄与する人材に成長されることを大いに期待しています。


【本件お問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科等学務課教務グループ歯学部担当
TEL:086-235-6628


歯学部4次年生 棚井あいりさん


優勝カップを手にする棚井さんと長塚歯学部長


記念撮影(左から福原助教、池亀准教授,岡村教授,棚井さん,長塚歯学部長,江口講師)