岡山大学 歯学部

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JST創発研究者への研究環境整備に関する独自支援経費配分を決定

2023年11月17日

 本学は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施している「創発的研究支援事業」について、次世代研究拠点形成などを担う優秀な若手研究者の育成や人材確保、研究マネジメント機能の強化などの観点から、学内に那須保友学長を長とする専門のタスクフォースを設置し、積極的かつ全学を挙げて同事業への対応を進めています。
 今回、一層の研究加速を推進するため、学内独自予算にて、JST創発的研究支援事業の研究代表者(以下、創発研究者)への研究環境整備に関する支援経費配分を、11月13日に決定いたしました。
 配分対象は、本学に所属する創発研究者計11人で、創発研究者がより自由に幅広く使用できるよう、一人あたりの配分上限額を100万円とし、破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を研究費の面から支援します。
 本学ではこれまでも、創発研究者に対して、研究費獲得額に応じた追加予算配分、研究補助者(学術研究支援員)の雇用経費支援や、若手科学者アカデミー※によるネットワーク構築や活動経費支援等を行ってきました。これら一連の支援に加え、今回の研究環境整備に関する独自支援も含め、今後も次代を担う創発研究者がより研究に専念できる環境整備に力を入れていきます。創発研究者のほかにも、JST創発的研究支援事業に申請を考えている研究者に対して、タスクフォースによる伴走支援も行っています。
 今回の決定について那須学長は、「本学では10月30日の役員会(10月18日教育研究評議会承認)において、岡山大学研究ポリシーを改正しました。その改正の中に、高い研究能力を有して研究活動に従事する者に対しては、研究活動時間や活動費等のインセンティブを与える点を明記しています。今回の決定もその一環となります。世界に伍す研究大学としては、まだまだ十分な支援が行き届いているとは言えませんが、前例を廃して、できることから迅速に措置することが重要だと思います。今後も研究ポリシーなどに準じて、さまざまな取り組みを戦略的に実施していきたいと思います」とコメントしました。
 今後も地域と地球の未来を共創し、社会変革を実現させる研究大学:岡山大学の絶え間ない変化と挑戦にご期待ください。

※「若手科学者アカデミー」:優れた実績を有する若手研究者と次世代の担い手となる若手研究者の組織化によるネットワーク構築と人材育成を推進する組織

<参考:本学に在籍している創発研究者>

楊 家家学術研究院ヘルスシステム統合科学学域 助教/研究准教授
道端 拓朗学術研究院環境生命自然科学学域(理) 准教授
冨樫 庸介学術研究院医歯薬学域(医) 教授
HARA EMILIO SATOSHI学術研究院医歯薬学域(歯) 助教/研究准教授
根本 理子学術研究院環境生命自然科学学域(農) 准教授
遠西 大輔岡山大学病院 准教授/研究教授
真下 智昭学術研究院環境生命自然科学学域(工) 教授
川口 綾乃学術研究院医歯薬学域(医) 教授
宝田 剛志学術研究院医歯薬学域(医) 教授
中道 亮岡山大学病院 助教/研究准教授
宮地 孝明自然生命科学研究支援センター 准教授/研究教授

【本件問い合わせ先】
岡山大学創発的研究支援タスクフォース事務局
(研究協力部 研究協力課) 松本・松島・辻・福原
〒700-8530 岡山市北区津島中1-1-1
TEL:086-251-8486・8487
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kenkyusha/(学内限定)

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