「ICUの教育はこのように行われた−成績評価とは何か−」

国際基督教大学 絹川 正吉 学長

○司会
 つづいて、国際基督教大学(ICU)学長の絹川正吉先生のご講演をいただきたいと思います。講演題は「ICUの教育はこのように行われた−成績評価とは何か−」です。なお、講演に先立ちまして簡単に先生のご経歴を紹介させていただきます。
 先生は、1953年に東京都立大学の理学部数学科を出られまして、同大学大学院のマスターコースを終えられています。したがってご専門は数学とお聞きしております。その後、1960年にシカゴのノースウエスタンユニバーシティでドクターを取られております。それから、職歴の方は、1955年に国際基督教大学の助手に就任され、1972年に教授に昇任されており、1996年から現在まで国際基督教大学の学長をなさっておられます。
 それから、役職としては、大学基準協会の幹事をやっておられますし、我々も時々お世話になりますが、八王子市にあります大学セミナーハウスの館長を現在やっておられます。そのほか先生は多くの役職についておられますが簡単にこれだけご紹介をさせていただきます。
 ICUの教育改革については、いま成田先生からも紹介がありましたが、非常に精力的に中心になってやってこられました。今日、ご出席の皆さん方の中にも、もう既に絹川先生の話は聞いておられる方も大分たくさんあるだろうと思います。講演は12時5分までということで、その後昼食を挟みまして、1時から2時まで今日の講演に対する質疑応答による討論会を予定しておりますので、かなり時間がありますので十分にご討論いただきたいと思います。それでは、絹川先生、よろしくお願いいたします。


○絹川学長講演
 ・大学教育の中でのFDとは
 ・厳格な成績評価について
 ・ICUのリベラルアーツについて
 ・学期制について
 ・新任教員への研修
 ・シラバスについて
 ・ICUにおけるGPA制の運用について
 ・履修登録について
 ・GPA制の利用
 ・厳格な成績評価の前提となるもの
 ・おわりに


○司会
 絹川先生、どうもありがとうございました。 それでは、午後は1時から2時の間1時間、この場所で今のご講演に対する質疑応答の時間をとりたいと思います。午前中はこれで終わりにいたします。





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