国立大学法人 岡山大学

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危機対策本部員を対象とした防災講習会を開催

2021年05月31日

 本学は5⽉27⽇、防災講習会をオンラインにて開催しました。
 本学では、平成30年7⽉豪⾬による災害の経験を踏まえ、毎年、出⽔期前に危機対策本部設置訓練を実施しています。今年は新型コロナウイルス感染症を考慮し、⼤規模な災害発⽣時に必要な判断や決定に関する知識を共有することを⽬的に、危機対策本部の中⼼となる役員を対象とした防災講習会を開催することといたしました。
 講習会は、本学危機管理室のスタッフで、防災工学、自然災害科学を専門とする西山哲教授(学術研究院環境生命科学学域)と、防災危機管理、救急薬学を専門とする名倉弘哲教授(学術研究院医歯薬学域)の2人が講師を担当。「災害時の危機管理」をテーマとして約1時間の講義を行い、槇野博史学長をはじめ役員6人のほか、副学長、副理事、本部部課長など総勢約60人がオンライン参加し、知識を深めました。
 ⻄⼭教授は「教訓から学ぶ"避災(災害を避ける)"について」と題し、SDGsの⽬標にある「住み続けられるまちづくり」に関して講義。災害に対して強靭(レジリエント)な都市計画や管理の構築を⽬指し、個々の組織・個⼈には"減災"を⾼度化した"避災"の考え⽅に基づく⾏動が要求される時代であると話しました。
 名倉教授は、「⼤規模災害発⽣から復興までの現状について」と題し、過去の⼤規模災害の⽀援活動の教訓からいくつかの事例紹介を交え、⼤学組織としてどのように対応が可能かを議論するための話題提供を⾏いました。
 講義終了後、槇野学⻑が「防災訓練の重要性と構成員への安全対策の必要性を改めて感じるとともに、SDGsの推進は『防災』抜きでは考えられないことを実感し、⾮常に有意義な企画であった」と講評を述べました。
 本学では10⽉に津島キャンパスでの総合防災訓練を予定するなど、今後も学生・教職員の安全確保のため、災害対策の推進を図っていきます。

【本件問い合わせ先】
安全衛生部安全管理課
TEL:086-251-8985

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