国立大学法人 岡山大学

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学術研究院自然科学学域の小野教授が「ディープテックグランプリ2021」で三井化学賞を受賞

2021年10月14日

 学術研究院自然科学学域の小野努教授は9月11日、株式会社リバネスが主催するビジネスプランコンテスト「ディープテックグランプリ2021」で三井化学賞を受賞しました。
 本コンテストは、リアルテック領域(ものづくり、人工知能等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的として2013年から開催されており、応募者の中から選ばれたファイナリストが自社の技術などについてプレゼンテーションし、グランプリを目指すものです。
 当日は、今年度の「テックプランター」に応募した316チームの中から選ばれたファイナリスト12チームが登壇しました。小野教授は「マイクロ化学プロセスで新たな機能性素材を創出する」と題し、岡山県の微細金属加工技術を活かして、精密な液滴・微粒子・カプセル・微細繊維を連続生産できる技術を熟成させ、従来不可能であったナノ繊維を1本の糸として連続して湿式紡糸する技術を世界で初めて実現したことをアピールし、これまでに作れなかった材料を創出でき、今後世界にも大きく影響を与えうる取り組みだと期待される点が評価され、今回の受賞となりました。
 なお、小野教授は、2021年2月6日に株式会社中国銀行・株式会社リバネスが主催するビジネスプランコンテスト「第3回岡山テックプラングランプリ」で最優秀賞を受賞しています。
 小野教授は受賞に対し「イノベーションを起こすためには単なる技術革新だけでは難しく、優れた技術やアイデアの融合が重要だと感じました。独自の取り組みを進めるファイナリストとなったスタートアップ企業などにも大いに刺激を受けました。私たちも刺激を与えられるような技術になるようにさらに研究を発展させたいと思います」と述べました。

○関連HP
・ディープテックグランプリ2021速報
・ディープテックグランプリ2021
・小野教授の所属する界面プロセス工学研究室


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