国立大学法人 岡山大学

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ローカルSDGsの実現に向け、備前市と連携・協力に関する協定を締結

2022年02月04日

 本学は2月1日、備前市と、共同研究などを通じて教育及び産業の振興、地方創生、並びにSDGsの達成への貢献を目指す連携・協力に関する協定を締結しました。
 本学大学院教育学研究科と備前市とは2021年11月10日に「教育振興に関する学官連携協定」を締結し、マイクロステップ・スタディ(※1)と呼ばれる新型のeラーニングシステムを同市へ提供するなど、教育面での連携を進めてきました。並行して、同市と本学とは同市の抱える諸課題の解決に向けた協議を進め、その結果、同市の目指す産業振興・地方創生・SDGsの達成を実現するためには、全学的な連携体制の構築が必要であることから、全学の包括連携協定を新たに結び直すこととなりました。なお、「教育振興に関する学官連携協定」については、2022年3月末日をもってその趣旨・目的・内容を本協定に引き継ぎます。
 今後は本協定に基づき、新型eラーニングシステムの提供や活用支援による教育の振興、中心市街地の活性化による産業の振興、同市の公共交通の活性化・観光客誘致の促進による地方創生、そして地域レベルのエネルギー地産地消モデルの検討によるSDGs達成などに取り組みます。
 この日行った調印式では、本学の槇野博史学長、同市の吉村武司市長が協定書に署名。調印後、槇野学長は、「備前市には豊かな地域資源と充実したインフラがある。これらを活用した連携事業の成果をローカルSDGs(※2)のモデルとし、県内のみならず全国・世界に波及させてゆきたい」とあいさつし、吉村市長は、「岡山大学が持つ知的・人的・物的資源を大いに活用させていただき、備前市のまちづくり、教育、産業、医療等の各種施策へ反映させてゆきたい」とあいさつしました。

※1 マイクロステップ・スタディ
本学学術研究院教育学域の寺澤孝文教授が開発した最新の記憶研究とビッグデータ技術を活用したe-learningシステム。日本e-learningアワード2019にて「文部科学大臣賞」を受賞。詳細は以下を参照してください。
https://micro-step.jimdofree.com/

※2 ローカルSDGs
各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方
出典:http://chiikijunkan.env.go.jp/

【本件問い合わせ先】
研究協力部産学連携課
TEL:086-251-8462

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