国立大学法人 岡山大学

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オンライン異文化交流プログラム「ASEAN-Japan Virtual Cultural Exchange Programme 2022」を開催

2022年03月11日

 本学の鈴木孝義副学長(国際担当)が機構長を務める国立六大学国際連携機構は、3月1日~3日の3日間、アセアン大学連合(AUN:ASEAN University Network)と国立六大学の学生が、一緒に様々なアクテビティを行いながら異文化への理解を深め、コミュニケーションスキルの向上を目指すオンラインの交流プログラム「ASEAN-Japan Virtual Cultural Exchange Programme 2022」を開催しました。プログラムは、本学グローバル・ディスカバリー・プログラム1年生のChok Jia Xuanさんら、AUNと国立六大学の加盟大学から64人の学生が参加し、AUNと国立六大学連携コンソーシアム(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学による大学コンソーシアム)の共催で行われました。
 3月1日に行われた開講式では、AUNのCholtis Dhirathiti事務局長とともに鈴木副学長があいさつし「3日間の活動を通じて、是非、自ら積極的に考え、発話し、普段はなかなか触れ合うことのない、国籍やバックグラウンドが異なる学生と、お互いを理解・尊重しながら、交流を図ってください。今日から始まるプログラムが、皆さんにとって、自国のアイデンティティ、多文化共生、持続的発展について、能動的に考える機会となるとともに、異文化間の交流で友好を深めてくれることを願っています。」と参加した学生たちを激励しました。
 プログラムでは、文化の多様性についての専門家による講義や、Gather. Town(アバターを通して実生活のようにコミュニケーションができるオンラインビデオ電話サービス)を使用してのミュージアムツアーやトレジャーハント、また5つのグループに分かれASEANの魅力的なスポットへのツアーを企画・プレゼンテーションするグループワーク、タイの伝統工芸品であるPla Ta Pian(魚の形のモビール)を作成するワークショップなどが行われました。
 AUNと国立六大学はパートナーシップ協定に基づいてサマープログラムやスプリングプログラムなど学生交流のほか、アカデミックセミナーの共催など、10年近く活発な交流を行ってきました。今後も加盟大学等と連携し、学生交流や研究交流を推進していきます。

○Chok Jia Xuanさんのコメント

 私にとってこの3日間は、まさに目から鱗が落ちるような楽しい経験の連続で、時間を忘れるほど没頭しました。バーチャルミュージアムツアー、異文化交流ディナー、Pla Ta Pianのワークショップ等、ASEANの様々な文化について、ユニークでインタラクティブな方法で学ぶことができました。プログラムを運営していたAUNのスタッフは、とても親切で、エネルギッシュで、彼らのおかげで、快適でリラックスした雰囲気の中でプログラムを楽しむことができました。また、参加学生の皆さんも驚くほど積極的で親しみやすかったです。私がこのイベントで一番気に入ったのは、様々な国の人と出会い、話し、一緒に作業できたことです。正直なところ、こんなにオンラインプログラムを楽しめると思っていませんでした。大げさではなく、この交換プログラムは今まで参加したオンラインイベントの中で、最高のイベントでした。

〇国立六大学連携コンソーシアム
 国立六大学が、自主自立を尊重しつつ連携して、教育・学術研究・社会貢献等の機能を一層強化し、グローバル社会をリードする人材育成の推進と学術研究を高度化することを目的として、平成25年3月に設立されました。

○国立六大学国際連携機構
 国立六大学連携コンソーシアムに設置された、国立六大学間の国際的活動の連携・協力を推進する機構。本学の鈴木孝義副学長(国際担当)が機構長を務めています。

○アセアン大学連合
 1992年第4回のASEANサミットの提案により、1995年に設立された国際大学連合。アセアン地域の有力大学30大学が加盟。2013年、国立六大学連携コンソーシアムはASEAN大学連合とパートナーシップ協定を締結し、学生交流の活発化や国立六大学の国際化に取り組んでいます。

【本件問い合わせ】
 国際部国際企画課
 TEL:086-251-7036

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