国立大学法人 岡山大学

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「おかやまの事業承継を考えるワークショップ」を開催

2022年03月31日

 本学は3月18日、実際に事業承継を受けた経営者と参加者が社会課題となっている事業承継についてともに考える「おかやまの事業承継を考えるワークショップ」を津島キャンパスで開催し、会場とリモートでそれぞれ約30人が参加しました。
 ワークショップでは、冒頭、那須保友理事(研究担当)・副学長が、「ローカルSDGsの達成のため、本学の知見を活かし、地域産業・企業の活性化に協力してゆきたい」とあいさつした後、株式会社フジワラテクノアートの藤原恵子社長が「事業承継は最大の決断」と題した基調講演を行いました。藤原社長は、事業承継は自分の人生にとって大きな決断であり、多くの葛藤や困難があったが、それを乗り越えたからこそ今があり、また、事業承継を受けたからこそ、自らの子育てや主婦の経験を「働きやすい会社」を目指すために役立てられていると話しました。続いて、本学学術研究院ヘルスシステム統合科学学域の藤井大児教授から、「岡山大学に何が出来るのか」というテーマで話題提供があり、「ずっとここにいる」ことこそが岡山大学が提供できる最大の価値であり、全国・世界を結ぶハブとなることができ、また、時代を超えたダイアローグの空間にもなれる、と指摘しました。
 第二部は、藤原社長、高田織物株式会社の高田尚志代表取締役社長、倉敷ボーリング機工株式会社の佐古さや香代表取締役社長、株式会社中原製作所の中原健太郎代表取締役社長が登壇。各登壇者が自らの事業承継にまつわる体験を紹介したあと、株式会社フローワンの若林計志代表取締役・CEOがモデレーターとなり、パネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションでは、会社の代表には孤独がつきものなので、同世代の仲間との横との繋がりが大切であるなどの意見が交わされました。
 ワークショップ終了後は、新型コロナウイルス感染拡大防止を行いながら、会場内で名刺交換会を行い、情報交換を行いました。
 このワークショップは5月25日に第2回、6月17日に第3回を開催し、来年度中には内容をさらに発展させた「おかやま経営実践塾」を開講する予定です。
 このワークショップは、本学が採択を受けている内閣府の「国立大学イノベーション創出環境強化事業」の取り組みの一つとして実施しました。

〇第2回は5月25日 15:00~17:30 津島キャンパスにて岡山トヨタ自動車(株)の梶谷俊介代表取締役社長、(株)廣榮堂の武田浩一代表取締役社長を講師に招き、開催します。参加希望の方は以下からお申し込みください。
お申し込みフォーム
〇第3回は6月17日 15:00~17:30 津島キャンパスにて(株)ビザビの前坂匡紀会長、(株)フジワラテクノアートの藤原加奈取締役副社長を講師に招き、開催します。参加希望の方は以下からお申し込みください。
お申し込みフォーム


【本件お問い合わせ先】
研究推進機構産学官連携本部・企画戦略室(URA室)
TEL:086-251-8456または086-251-8930
e-mail:uraoffice◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。

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